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GCP利用料と支払方法、ちょっとだけ経理処理のお話

皆様こんにちは!grasysのバックオフィスを担当している窪田です。
今回初めてのブログ投稿となります。
私からはバックオフィスの視点(財務・経理など)から記事を書いていこうと思います。
第1回目は、GCP利用料と支払方法、それに絡む経理処理についてです!


GCPの課金形態

1.利用量に対しての課金

GCPの利用量に応じて発生する課金形態となります。
この利用量は、データ利用量、通信量などがあり、種類により課金単位が異なります。
主な課金単位は、

  • Gibibyte
  • Mebibyte
  • Counts(DNS Queryの問い合わせ回数など)

2.利用時間に対しての課金

GCPの利用時間に応じて発生する課金体系となります。
ほとんどの場合、【時間】単位での課金となりますが、 【日】単位での課金もあります。

利用量・利用時間ともに1ヶ月毎に集計され請求されることになりますので、各月の日数(28日、30日、31日)によっても請求金額は変動します。

3. 経理処理

会社様ごとに異なると思いますが、通信費or賃借料といった販管費とする場合、もしくは売上との対応により原価計上する場合もあるかと思います。
利用量は通信費、利用時間は賃借料と分けることもできますが、原価・経費管理上分けると煩雑になっちゃいますね。


GCPの支払方法

1. 1ドル建てのクレジットカード払いが基本!

GCP利用料金の支払いはドル建てのクレジットカード払いが基本となります。
クレジットカードでの支払サイトは、毎月末締め翌月払い。
(クレジットカード会社によって、決済日は異なるかと思います)]

2. クレジットカード払いによる注意点

  • 法人カードの場合、会社様によってはカード使用のハードルが高い!
  • カード利用限度額が圧迫される!
  • 為替レートにクレジットカード会社の手数料も含まれたレートで請求される!
    (利用するクレジットカード会社により、手数料は異なる)

3. 経理処理

クレジットカード決済日(引落日)をもって計上する会社様であればクレジットカード会社からの請求金額(円)で計上されるかと思います。
一方、発生主義に基づいて月次決算されている会社様で、クレジットカード決済日が締め日に間に合わない場合(締め日厳守!!な会社様)、利用月の月末にTTMまたはTTSにより円換算して計上することに。。
さらに、クレジットカード会社の実際の請求額と上記計上額との差額を為替差損益として計上するので手間がかかる~。 (クレジットカード会社の為替レートには手数料も含まれているのでほぼほぼ為替差 損?!)


GCPリセールパートナーの利用

上記のことからクレジットカード払いの導入は難しい!、GCPは利用できないなと思われた方、ちょっと待って下さい!!
GCPにはリセールパートナー(いわゆる代理店)がいます。
grasysはGCPのリセールパートナーです!!
grasys経由でGCPをご利用頂く場合、2Google社への支払はgrasysが行い、お客様へのご請求はgrasysから日本円によるご請求書を発行し、銀行振込によるお支払いをお願いしております。
クレジットカード払いの導入が難しい場合は、リセールパートナー経由での導入も検討されてみてはいかがでしょうか。


  1. プロジェクト作成時期により(2016年2月頃以降)円建てが可能になりました♪ ↩︎
  2. プロジェクト作成時期により(2016年2月頃以降)グーグルクラウドジャパンが請求元となっております♪ ↩︎

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